QUIVer

世界の遊休リソースを束ねる、検証可能な分散AIネットワーク
Private first. Scale when you choose.

3
アクティブノード
0.2
推論スループット※1
2.9
総計算力 (TFLOPS)
1
参加国

※1 指標はモデル・端末・負荷状況により変動します。

なぜ QUIVer が必要か

🌍

AI計算の民主化

AI計算資源は一部の巨大クラウドに集中しています。QUIVerは、世界中の遊休リソースをP2Pで束ね、誰もが参加・利用できる新しいAIインフラを目指します。

🔒

プライバシー・バイ・デザイン

通信は常時暗号化。分散処理時の計算レシート(暗号学的署名・ハッシュ)により、結果の検証可能性を担保します。※2

高速・低コストを実現しやすい設計

地理的・ネットワーク的に近いノードで処理されるため、低レイテンシが期待できます。オープンなP2P市場により、中間マージンを抑えた料金設計が可能です。※3

技術スタック(概要)

QUIC / UDP
IETF標準のQUICにより、高速ハンドシェイクとパケット損失耐性を実現。モバイル環境でも安定した接続を目指します。
libp2p & Circuit Relay v2 / NAT Traversal
直接接続が難しい環境でも、中継リレーを介して参加可能。P2Pネットワークとしての到達性を高めます。※4
WebRTC(ブラウザ参加)
追加プラグインなしでブラウザから直接ネットワークに参加。軽い推論やデモ用途に最適。
HyperLogLog++(規模推定)
大規模ノード数を少量メモリで推定し、ネットワークの健全性を継続的に観測。
決済:Polygon(L2)
マイクロペイメントに適した低コスト決済。手数料はネットワーク状況により変動します。※5
検証可能な計算レシート
Ed25519署名とMerkle Treeで、入出力・実行ログの完全性を検証可能(監査・課金・紛争解決に利用)。

セキュリティ設計

  • 🔐
    通信の保護:エンドツーエンドで暗号化(プロトコル層+アプリ層での多層防御を採用)。
  • 検証可能性:計算レシート(署名・ハッシュ・タイムスタンプ)を発行し、後から検証できます。
  • 🛡️
    データ取り扱い:
    • 転送時は常時暗号化。
    • 実行ノード上での平文利用の可否はタスク種別と利用ポリシーに依存します(TEE/FHE等の追加保護は段階的に導入予定)。※6
  • 👁️
    プライバシー:最小権限・最小ログ。メタデータの収集も用途に必要な範囲に限定。

参加方法(3つのロール)

💻

Provider|計算リソースを提供

あなたのMac/PC/サーバーの遊休計算力を提供して、QUIVトークンを獲得。報酬は稼働率・性能・需要に応じて変動します。※7

Provider版をダウンロード
🚀

Developer|アプリを開発

QUIVer API/SDKで、分散AIアプリをシンプルなAPIで構築。サーバーレス感覚で推論を呼び出し、計算レシートで検証可能。

SDKドキュメント
🤝

Contributor|プロジェクトに貢献

コード、ドキュメント、翻訳、運用、デザイン、コミュニティ運営など、あらゆる形の貢献を歓迎。

GitHubで貢献

ブラウザで今すぐ体験(サンプル)

// P2P推論をブラウザから実行する最小例
const client = new QUIVerClient();
await client.connect();

const result = await client.inference({
  model: "llama3.2:3b",
  prompt: "量子コンピューターの原理を、専門外にも分かるように200字で"
});

console.log(result.text); // 例: レイテンシ約 243ms(状況により変動)
ライブプレイグラウンドを開く

今すぐ始める(5分セットアップ)

🍎

Mac 版(M1/M2/M3 対応)

  • macOS 10.15+
  • PKGをダウンロード → インストール → 起動
ダウンロード
🐧

Linux 版(Docker 対応)

docker run -d --name quiver-provider \
  quiver/provider:latest
Docker Hub →
📦

ソースコード(MIT)

git clone https://github.com/yukihamada/quiver
cd quiver && make install
GitHub →

開発言語:Go 1.23+(互換範囲はリポジトリの案内に従ってください)

ロードマップ

✅ Phase 1: Foundation(完了)

P2P通信プロトコル/基本推論エンジン/Macアプリ初版

🚧 Phase 2: Scale(進行中)

WebRTC統合/マルチリージョン展開/トークンエコノミー初期実装

🧭 Phase 3: Ecosystem(順次リリース)

開発者SDK/マーケットプレイス/エンタープライズ機能

🔮 Phase 4: Beyond(探索中)

マルチモーダル対応/エッジ連携/量子計算資源とのブリッジ

時期は開発状況により調整されます。最新の進捗は GitHub とコミュニティで公開。

コミュニティ

12.3K
GitHub Stars
156
Contributors
2.1K
Discord Members
89
Active PRs

指標は定期更新。最新は各プラットフォームをご確認ください。

脚注・免責

※2 「データは暗号化されたまま分散処理」について:転送時・保存時は暗号化されますが、推論処理そのものはノード上で復号が必要な場合があります。完全準同型暗号(FHE)等の暗号化状態のままの計算は、現状では限定的です。TEEやSMPCなどの追加手段は段階的に導入予定です。

※3 コスト・速度はネットワーク混雑、モデルサイズ、ハードウェア、需要と供給により大きく変動します。クラウドに対する「〇〇%安価」といった固定的な比較はケースバイケースです。

※4 中継リレー(Circuit Relay v2 等)を利用する場合があります。通信内容は暗号化されますが、メタデータ(接続時刻・転送量など)が発生することがあります。

※5 決済手数料はトランザクション混雑・相場に依存します。「0.001円以下」等の数値は保証できません。

※6 プライバシーと信頼モデル:タスクによっては、実行ノード運営者が入出力にアクセス可能となる場合があります。利用者はノードの信頼度・ポリシーを確認のうえ、必要に応じて追加の保護(暗号化、分割実行、TEE など)をご利用ください。

※7 収益は性能・稼働率・電力単価・市場価格に依存し、保証値はありません。試算ツールを別途提供予定です。